水墨画のコラム   水墨画あれやこれや

                           



第38回青朝会 日本水墨画展 北大阪巡回展(日本水墨画・篆刻)を、大阪天神橋6丁目にある

今昔館8階の企画展示室に於いて、12月14日から12月18日まで開催しました。

私を含めて生徒さんの作品が葉書き、短冊、掛け軸、4号、8号、30号、50号など

約140点あまり出品されました。

元々、4号サイズの色紙の、お手本とオリジナルの作品の発表の場として7年前に始めた経緯もあって

4号色紙の作品が多く出品されました。

今までも、生徒さんの全員が出品されたわけではなく、あくまでも自由出品なので不出品の方も多くおられました。

そんな方々も見に来られて、出品したら良かった! と思った人が多くいたみたいです。

来年はぜひ出品したいと言って来られた方が結構たくさんいたのには驚きました。

つまりは自信とモチベーションの問題かな?と感じていて、次回が楽しみです。

また、この4号サイズの色紙は初心者の方々の作品が多く、初めてこの展覧会を見た方々から

水墨画がとても身近に、また興味をそそられたと感想をいただいています。

去年の巡回展の入場者数は5日間で約3600名余り、非常に多くの方々に御来場いただきました。

50代、60代、70代の人たちに混じって、20代、30代の若い世代の方もたくさん来ていただいて、

老若男女から水墨画に興味を持って頂いてその価値を支持されていると実感しました。

うれしく感じたのは、20代や30代の方から「前から好きなんです。」 「水墨画の墨の濃淡が綺麗」

「時間があれば習ってみたい」 「墨って色を感じさせてくれますよね!?」 「気持ちが落ち着く」

「墨と色の調和が新鮮」等等といった前向き支持満開の感想&評論をいただいた事です。

私が思っていたよりもずーっと、今の若い世代の人たちは、日本の水墨画に対する鑑識眼と美感を

強く、豊かに持っているんですね。そして、好んでくれている若者もまた、たくさんいるんですね。

すごく心強く感じました!

それと、40代以上の世代、特に60歳前後の方の強い興味&好機心に驚かされました。

多くの質問が、それも内容的に深く広く寄せられました。

興味を持ってもらうのが、まず第1歩、本当に有意義な展覧会でした。

来年の巡回展覧会も、また多くの方々に見に来ていただけるのを楽しみにしています。

生徒一同、頑張って作品制作に励みますのでよろしくお願いします。

また、

 平成29年の青朝会日本水墨画展の本展は、9月26日(火)から天王寺公園にある大阪市立美術館で

公募 第39回 青朝会 日本水墨画展を開催する予定です。その後、引き続き兵庫巡回展を

神戸市内の兵庫県立美術館別館.原田の森ギャラりィ―に於いて10月18日(水)から10月22日までおこないます。

この展覧会は公募展で、私の生徒さん以外の日本水墨画を愛する方々も、もちろん出品することが出来ますし

また、実際、多くの外部の方々が応募されてこられます。

審査があって一定のレベルがないと落選させられますが、入選作品には色々な賞が貰えるチャンスがあります

日本水墨画を楽しんでおられる方!ぜひ応募してください!大歓迎です。メール、電話、お待ちしています!

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日本の水墨画にも脈々と続く伝統と歴史があります。

元々は中国から伝わった水墨画ですが、多くの先人たちの努力と創意工夫で

独自の進化と発展を遂げたものになっています。

今現在ある日本水墨画はその過去の先輩方の成果なんです。

少し話が飛びますが、去年、テレビのニュースで大手商社が史上空前の大利益を

あげていると報じられました。その折に、三菱商事の社長が、今、大きな利益を

生んだ最大の理由は、10年、20年前の先輩たちが蒔いた資源に関する

今の会社の我々の成果ではない、私たちはこれから先、10年、20年先の

日本や会社のために、将来を見据えた再投資を考えなければならない。

とっ、言ったような発言をされました。

現在は過去から未来への橋渡し役であることを、正にはっきりと述べられました。

このような考え方は、当たり前のようでいて、かなか出来ないものです。

全ての成果は自分のものである!といった現代的な考え方が体勢を占める中、

この社長の器量の大きさに感銘を受けました。

私もただ、今を描くだけでなく、日本水墨画の芸術性の向上と、

次世代へと繋ぐ発展の種を蒔くことが出来るように頑張りたいと思います。

芸術、とりわけ水墨画を習う、描くといっても色々なアプローチがあります。

自分1人で描くのを楽しむ、家族や友人などに見てもらって楽しむ、

展覧会などに出品して楽しむ、人に教えることが出来るように頑張る、

自分自身の個性を伸ばすように研究する、などなどです。

どれにしても、過去からの成果や、伝統を使っているわけで、謙虚に先人の方々に

感謝しながら、日本独自の水墨画の特徴を楽しみながら描きたいものです。

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